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(Analytics)計測用URLを発行しメルマガの効果を分析する方法
メールマガジンは、サイトへの集客ツールとして非常に有効です。配信する内容は業種によって違いますが、最終的な目的は利益創出であるのは共通かと思います。
その利益を算出するには、メルマガの配信にかかる費用と収益を把握しないといけません。メルマガ経由のアクセスがどのくらいあったのか、また、どのページを経由してコンバージョンに至ったのか解析する必要があります。
ここでは、Googleアナリティクスを使ったメルマガからのアクセス数測定方法をお伝えいたします。
ぜひ実践してみて、効果の改善にお役立てください。
何も設定しなければ[参照元なし]に
Google Analyticsは、どのサイトから流入してきたのか、参照元(リファラー)を確かめることができます。
しかし、メーラーからの直接リンクでは、参照元を特定できず(not set)と表示されてしまいます。これでは、どのユーザーがメルマガ経由で流入してきたのか判別できません。
そこでメールマガジン内のURLに「ダミーパラメーター」というものを設定します。
ダミーパラメーターの設定方法
パラメーターのルール
ダミーパラメーターを利用するとどのようなURLになるのでしょうか?結論からいいますと以下のようになります。
https://sitebk.com/
↓
https://sitebk.com/?utm_source=MailMag&utm_medium=email&utm_campaign=141103
とても長いURLになりましたね。この?以降の文字列(パラメーター)で参照元を定義しております。一つ一つ分解して見ていきましょう。
sourceの設定
まず最初の(utm_source=MailMag)ですが、ここでは参照元を指定します。
今回は、MailMag(メールマガジンの意)という名前で指定しましたが、どこからの参照なのか分かる名前にしましょう。
mediumの設定
次に真ん中の(utm_medium=email)ですが、ここではメディア名を指定します。メディアとは、自然検索なのか有料検索なのかメディア名をを判別するのに使います。
今回は、emailという名前で指定しました。
campaignの設定
最後に(utm_campaign=141103)ですが、ここではキャンペーン名を指定します。
今回は、141103と送信日で指定しましたが、商品名やコラムのタイトルなど、解析者が理解できる名前をつけることをおすすめします。
ダミーURLの作り方
ダミーURLは、Googleが用意している「URL生成ツール」というサービスを使いましょう。
URL生成ツールへのリンクはこちら
ステップ 1: ウェブサイトの URL を入力します。
ステップ 2: キャンペーンのソース、キャンペーンのメディア、キャンペーン名を入力しましょう。
ステップ 3: [送信]ボタンをクリックしましょう。
ステップ 4: 送信ボタンの下にURLが生成されました。このURLをコピーし、メールマガジン内に貼り付けましょう。
トラッキングできているかGoogleアナリティクスで確認する
それでは先ほど発行したURLをたたいてアクセスしてしましょう。しっかりと参照が取れているかすぐに確認する方法は、リアルタイムレポートを使います。
また、Googleアナリティクスのレフトナビの[集客]→[キャンペーン]で確認できます。
これでメルマガからのアクセスが判別できるようになりました。
メルマガの開封率は確認できる?
メルマガの開封率は、効果測定をするのに重要な要素ですが、Google Analyticsでは開封率を測定することができません。
開封データをとる仕組みは、HTMLメールでの画像の表示をサーバー側へリクエストし、そのリクエスト回数を計っています。もし、開封率データを取得したい場合は、専用のメルマガ配信サービスを契約しましょう。