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Adobeとは -Photoshopを生み出したアドビシステムズ-
Photoshop(フォトショップ)の記事を担当するsakiです。
Photoshopを使ってはいるけれど、使いこなせていない…
または、初心者でどこから手をつければいいのか分からない…
という方のために、これから少しでもお役に立つサイトにしていきたいと思います!
Photoshopを販売するAdobe(アドビ)とはどんな会社なのでしょうか?
また、どんないきさつで発売されたのでしょうか?
まずは概要から見ていきましょう。
1.Adobeの概要
Adobe Systems(アドビ システムズ) 通称Adobeは、Photoshopを始めIllustrator,InDesignなど数々の画像・映像を加工・編集ソフトを手がけるソフトウェアメーカーです。
本社はアメリカ合衆国カリフォルニア州サンノゼ市にあり、ソフトのみを扱う会社としては世界最大のソフトウェア会社として知られています。
2.Adobeの名前の由来
社名は設立者であるジョン・ワーノック(John Warnock)の自宅の裏に流れていたAdobe Creek Riverという川の名前に由来しています。
Adobeとは、スペイン語で
- 「日干しレンガ」
- 「泥のレンガ」
という意味です。
3.Adobeの歴史
3-1.Adobe社の創業
当時、ゼロックスのパロアルト研究所(Palo Alto Research Center,PARC)にいたジョン・ワーノック(John Warnock)とチャールズ・ゲシキー(Charles Geschke)は、ページ記述言語インタープレスの研究開発をおこなっていました。
ゼロックスはインタープレスを商用利用しようとしませんでしたが、彼らはそれをビジネスに利用しようと考えます。
ゼロックスとの方向性の違いから、ついにジョンとチャールズは独立を決意します。
3-2.Apple社との出会い
1982年12月、彼らが独立と共に新たに立ち上げた会社がAdobe Systemsです。
翌年の1983年、インタープレスに目をつけたApple(アップル)のSteve Jobs(スティーブ・ジョブズ)がこれをAppleのレーザープリンターの開発に供給する事を依頼し、AdobeはAppleと手を組みます。
当時Appleは印刷機の開発を行っていましたが、Macintosh用の印刷機LaserWriter(レーザーライター)でより高精度の印刷をおこなうためには言語が必要だったのです。
Adobeは創立当初 紙に印刷するDTPシステムの開発を趣旨としていましたが、これを機にソフトウェアメーカーへと転身を遂げます。
3-3.Adobe社の台頭
続く1990年のPhotoshop発売、さらには次々と動画編集ソフト・PDFの開発をおこない、Adobeは完全にデジタルデータオーサリングの方向へとかじを取ることになりました。
その後も1994年アルダス社の買収によるInDesignの開発、2005年のマクロメディア社の買収によるFlashの開発など拡大を行いますが、一方でFlashのモバイル進出失敗など事業拡大に伴う抵抗も付きまとい順風満帆とはいきません。
しかし今やPhotoshopやIllustratorなど有名なソフトを抱えるAdobeはグラフィックソフトウェア会社の代名詞としてとして名を知らない人はいないほどで、順調に業界での不動の地位を獲得していきます。
4.まとめ
いかがでしょうか?
初回の今回は、Photoshopの生みの親 Adobe社についてご紹介しました。
デザイナーには欠かせないAdobe製品ですがよく使うツールだからこそ、その起源を知るだけでもいっそう作業の手に深みが増すのではないでしょうか。
次回はAdobeの各種ソフトの特徴と、それぞれのソフトに適した使い方をお伝えしたいと思います!